中古マンションはどこで探す?検索サイトの選び方と相場の調べ方
中古マンションを探し始めると、まず迷うのが「どこで探せばいいの?」という点です。じつは同じ物件を、いくつもの不動産会社が扱っています。仕組みを知れば、探し方はぐっとシンプルになります。この記事では、検索サイトの選び方から相場の調べ方まで、順を追ってやさしく整理します。
- 1大手ポータルを複数併用SUUMO・HOME'S・アットホーム等
- 2新着通知を設定良い物件はすぐ動く
- 3気になる物件を問い合わせどの会社経由でも購入できる
- 4成約相場を確認レインズ・マーケット・インフォメーション
同じ物件は「どの会社からでも」買えます
まず知ってほしいのが、中古マンションの物件情報は「レインズ」で共有されている点です。レインズとは、不動産会社どうしが物件情報を共有するシステムのことです。
売主から依頼を受けた物件は、このレインズに登録されます。すると、多くの不動産会社が同じ物件を扱えるようになります。
つまり、気になる物件を見つけたら、どの会社を通しても内見や購入ができるのです。「この物件はA社だけのもの」ということは、基本的にありません。
ネットで同じ物件が複数のサイトに載っていても、それは「扱う会社が違うだけ」です。物件が何件もあるわけではありません。
だからこそ、物件そのものを探す作業と、どの会社に頼むかを選ぶ作業は、分けて考えると分かりやすくなります。会社選びについては不動産会社の選び方もあわせてご覧ください。
この仕組みを知らないと、「早く動かないと、この会社の物件が消える」と焦ってしまいがちです。でも実際は、同じ物件を別の会社にも相談できます。落ち着いて、信頼できる担当者を選びましょう。
もちろん、物件が人気で早く売れてしまうことはあります。それは「会社が独占しているから」ではなく、「物件そのものに人気があるから」です。仕組みと人気を切り分けて考えると、判断を誤りにくくなります。
まずは大手ポータルを複数併用する
物件探しの入り口は、大手の不動産ポータルサイトです。ポータルサイトとは、たくさんの物件をまとめて検索できるサイトのことです。
代表的なものに、SUUMO、LIFULL HOME'S、アットホームなどがあります。まずはこの3つほどを併用するのがおすすめです。
| やること | ねらい |
|---|---|
| 複数サイトを併用する | 掲載のかたよりを防ぎ、見落としを減らす |
| 希望条件を登録する | エリア・広さ・予算をしぼり込む |
| 新着通知を設定する | 良い物件を早く知り、動き遅れを防ぐ |
1つのサイトだけだと、掲載にかたよりが出ることがあります。複数を見ておくと安心です。
そして忘れずに設定したいのが「新着通知」です。条件に合う物件が出たら、メールなどで知らせてくれる機能です。良い物件は早い者勝ちになりやすいため、通知はとても役立ちます。
希望条件は、最初はあまり細かくしすぎないのがコツです。条件を絞りすぎると、通知がほとんど来なくなってしまいます。まずは広めに設定し、物件を見ながら少しずつ絞り込みましょう。
また、ポータルサイトの情報は、必ずしもすべてが最新とは限りません。気になる物件を見つけたら、掲載を眺め続けるより、早めに問い合わせて状況を確かめるほうが確実です。
掲載が終わった=売れた、とは限りません。会社が掲載をやめただけの場合もあります。気になる物件は、早めに問い合わせて確認しましょう。
「本当の相場」は成約価格で確かめる
物件を見ていると、その値段が高いのか安いのか、判断に迷います。このとき役立つのが「成約価格」です。
成約価格とは、実際に売れたときの価格のことです。売り出し価格ではなく、成立した金額なので、相場を知る手がかりになります。
成約価格は「レインズ・マーケット・インフォメーション」という無料サイトで調べられます。不動産流通機構が運営する、一般の人も使えるサイトです。
| 価格の種類 | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| 売り出し価格 | 売主が希望する値段 | ポータルで見える価格 |
| 成約価格 | 実際に売れた値段 | 相場の目安に使う |
狙うエリアや似た広さの成約価格を見ておくと、目の前の物件が割高か割安か、感覚がつかめてきます。なお、価格は立地・築年数・管理状態で大きく差が出る傾向があります。全体の話より、狙う物件に近い事例を見るのが実用的です。
物件の良し悪しの見方は中古マンションの選び方、内見の進め方は内見のチェックポイントも参考になります。
相談先はいくつも用意されています
「ネットだけでは不安」という方も多いはずです。相談できる窓口は、不動産会社のほかにもあります。
- 不動産会社の店舗やオンライン相談
- 自治体の住宅相談窓口
- 宅建協会などの無料相談
宅建協会とは、不動産会社が加入する業界団体です。中立的な立場で相談にのってくれる窓口もあります。1社の意見だけに頼らず、複数の目を借りると安心です。
仲介手数料は会社によって差が出ます
同じ物件でも、どの会社に頼むかで費用が変わることがあります。それが仲介手数料です。仲介手数料とは、物件を仲立ちしてくれた会社に払う成功報酬です。
仲介手数料には上限が決められています。計算式は「価格×3%+6万円+消費税」です。これはあくまで上限で、半額や無料をうたう会社もあります。
同じ物件を扱えるからこそ、手数料やサポートの質で会社を選べます。金額だけでなく、対応の丁寧さも見ましょう。
手数料の詳しい仕組みは仲介手数料の解説をご覧ください。ただし、安さだけで決めるのは禁物です。段取りの丁寧さや、疑問への答え方も大切な判断材料になります。
価格・月々の支払い・駅徒歩・広さを並べて比較できる無料ツールで、候補を整理しながら検討できます。
物件比較ツールを使ってみる →探し方の全体像をおさらい
最後に流れをまとめます。まず大手ポータルを複数併用し、新着通知を設定します。気になる物件は成約価格で相場を確かめます。会社は手数料と対応で選び、必要なら公的な窓口も使います。
この順番を押さえておけば、情報の海でも迷いにくくなります。焦らず、でも良い物件には早く動ける準備を整えておきましょう。
よくある質問
Q. 同じ物件がいろいろなサイトに載っています。別々の物件ですか?
A. 多くの場合、同じ1つの物件です。扱う不動産会社が違うため、複数のサイトに載って見えます。レインズで情報が共有されているためで、どの会社経由でも内見・購入ができます。
Q. 掲載が消えた物件は、もう買えませんか?
A. 掲載終了が、そのまま「売れた」を意味するとは限りません。会社が掲載をやめただけのこともあります。気になる場合は、遠慮せず問い合わせて状況を確認してみましょう。
Q. 相場はどこで調べれば正確ですか?
A. 実際に売れた「成約価格」が目安になります。無料の「レインズ・マーケット・インフォメーション」で調べられます。狙うエリアや似た広さの事例を見ると、割高か割安かの感覚がつかめます。