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ホームインスペクションは中古マンションに必要?費用5〜10万円の価値|中古マンション購入ガイド マントド
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ホームインスペクションは中古マンションに必要?費用5〜10万円の価値

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「素人の内見だけで、何百万・何千万円の買い物を決めていいの?」——そんな不安に応えるのがホームインスペクション(住宅診断)です。費用は5〜10万円程度。決して安くはありませんが、物件によっては強力な保険になります。この記事では、どんな調査か、やるべき人と省略してよいケース、実施のタイミングまでやさしく解説します。

5〜10万円住宅診断の費用の目安
2018年〜あっせん可否の説明が義務化
瑕疵保険合格で付保できる場合あり
ホームインスペクションの基礎

結論:専門家による建物診断。費用は5〜10万円程度

先に全体像です。ホームインスペクション(住宅診断)とは、建築士などの専門家が、建物の劣化や欠陥を調べる調査のことです。費用は5〜10万円程度が目安です。物件価格に比べれば小さな出費で、建物の状態を専門家の目で確かめられます。

内見(ないけん。購入前に部屋を見学すること)では、買主が自分の目で確認します。でも、壁のひびが問題なのか、水回りの傷みが深刻なのか、素人には判断しづらいですよね。そこをプロの目で調べてもらうのがインスペクションです。

調査後は、劣化や欠陥の有無をまとめた報告書を受け取れます。「どこに、どんな不具合があるか」「補修が必要か」が文書で残るのが大きな価値です。感覚や印象ではなく、専門家の記録をもとに判断できるようになります。

なお2018年から、仲介会社はインスペクションのあっせん(業者の紹介)ができるかどうかを説明することが義務化されています。それだけ国も重視している仕組み、と考えてよいでしょう。まずは内見のチェックポイントで自分でも確認しつつ、必要に応じてプロに頼む流れがおすすめです。

やるべき人・省略してもよいケース

全員に必須というわけではありません。判断の目安を表にまとめました。

状況おすすめ度理由
築年数が古い物件を検討中やる価値が大きい劣化のリスクが相対的に高いため
売主の責任が免責・短期間の契約やる価値が大きい買った後の不具合が自己負担になりやすいため
雨漏り・傾きなど気になる点があるやる価値が大きい不安をプロの目で確かめられるため
売主が業者で2年以上の責任がある省略も選択肢引き渡し後も一定期間守られるため
大規模修繕直後で管理状態も良好省略も選択肢建物リスクが相対的に低いと考えられるため

ひとことで言うと「買った後に守られにくい契約ほど、事前の診断が効く」です。契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん。引き渡された物件が契約内容と違っていた場合に売主が負う責任)は、個人が売主の中古では「引渡しから3ヶ月程度」に限定する特約が一般的です。全部免責の特約もあります。守られる期間が短いほど、契約前に建物の状態を知っておく意味は大きくなります。

仕組みの詳細は契約不適合責任の解説記事で詳しく説明しています。

ポイント

個人売主で責任期間が短い・免責の物件ほど、インスペクションの価値は大きくなります。5〜10万円で「買った後の後悔」を減らせると考えれば、高くない投資です。

診断に合格すると「瑕疵保険」を付けられる場合がある

インスペクションには、もう一つ大きなメリットがあります。保険への道が開けることです。

診断に合格すると、既存住宅売買瑕疵保険(きそんじゅうたくばいばいかしほけん。中古住宅の欠陥に備える保険)を付けられる場合があります。この保険があれば、引き渡し後に欠陥が見つかったときに保険が効きます。

前の章で触れたとおり、個人売主の場合、売主の責任は短期間に限られがちです。売主に頼れない部分を、保険でカバーできる可能性があるわけです。中古購入の不安を減らす組み合わせとして、覚えておいて損はありません。

つまりインスペクションは「調べて終わり」ではありません。合格すれば、購入後の安心につながる保険の入り口にもなるのです。保険を付けたい場合は、対応できる検査事業者かどうかを依頼前に確認しましょう。

実施タイミングは「申込前後」。売主の承諾が必要

いつやればいいのか。実施タイミングは、購入申込の前後が一般的です。

注意点は2つあります。

「申し込みたい物件が出てきたら、インスペクションをするか決める」——このくらいのタイミング感覚を持っておくとスムーズです。内見の段階で「この物件は診断したいかも」と感じたら、その場で不動産会社に相談しておくと、後の調整が早くなります。段取りに迷ったら、購入全体の流れの記事で位置づけを確認してください。

注意

インスペクションには売主の承諾が必要です。人気物件では調整中に他の買主に決まるおそれもあります。早めに不動産会社へ相談しましょう。

診断結果は値引き交渉と購入判断の材料になる

インスペクションの結果は、大きく2つの使い道があります。

  1. 購入判断の材料:重大な欠陥が見つかれば、契約前に見送る判断ができます。「大きな問題なし」の結果なら、不安を減らして前に進めます
  2. 値引き交渉の材料:補修が必要な箇所が見つかれば、その費用を根拠に価格の相談ができます

感覚ではなく、専門家の報告書という根拠を持って交渉できるのが強みです。「なんとなく高い気がするので安くして」では、売主も応じにくいものです。「この補修が必要と報告書に書かれている」なら、話の土台ができます。交渉の進め方は値引き交渉の記事で詳しく解説しています。

「診断で問題が見つかった=買ってはいけない」ではない点も覚えておいてください。直せる不具合なら、補修費込みの総額で判断すればよいのです。大事なのは、状態を知らずに買わないこと。知ったうえで買うなら、それは立派な納得の買い物です。

依頼の流れをやることリストに落とし込む

最後に、依頼の流れを整理します。

  1. 気になる物件が出たら、不動産会社にインスペクション希望を伝える
  2. 売主の承諾を取ってもらう
  3. 検査事業者を選ぶ(瑕疵保険対応かも確認)
  4. 申込前後に診断を実施する
  5. 報告書をもとに、購入判断や価格交渉をする

検査事業者選びで迷ったら、仲介会社に相談してみましょう。前述のとおり、仲介会社はあっせんの可否を説明することが義務化されています。紹介を受けられる場合もあれば、自分で探す場合もあります。いずれにしても、費用(5〜10万円程度)と調査範囲は事前に見積もりで確認してください。

購入前後はやることが山盛りです。インスペクションのようなオプションほど、うっかり忘れがちです。「申込前に実施するか決める」「売主の承諾を取る」といった項目を、やることリストに入れて管理しておきましょう。ほかの見落としがちな点は購入の注意点まとめもどうぞ。

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よくある質問

Q. ホームインスペクションの費用はいくらですか?

A. 5〜10万円程度が目安です。建築士などの専門家が、建物の劣化や欠陥を調べてくれます。診断に合格すれば既存住宅売買瑕疵保険を付けられる場合もあります。

Q. いつ実施すればいいですか?

A. 購入申込の前後が一般的です。結果を購入判断や価格交渉に活かすため、契約前に終えることが大切です。実施には売主の承諾が必要なので、早めに不動産会社へ相談しましょう。

Q. 中古マンションでは必須ですか?

A. 必須ではありません。ただし築年数が古い物件や、売主の契約不適合責任が免責・短期間の契約では、やる価値が大きくなります。逆に売主が業者で2年以上の責任がある場合などは、省略も選択肢です。