ホーム記事一覧 › 中古マンションの住宅ローンはどこがいい?銀行の選び方と相談先
中古マンションの住宅ローンはどこがいい?銀行の選び方と相談先|中古マンション購入ガイド マントド
お金・費用

中古マンションの住宅ローンはどこがいい?銀行の選び方と相談先

マントド運営
マントド運営(@mantodo0716
中古マンション購入の流れを80ステップに整理した無料ツール「マントド」を運営。Xでは購入の落とし穴やお金のコツを発信しています。

「住宅ローンはどこで借りるのがいいの?」。中古マンションを買うとき、多くの人が迷うポイントです。つい「金利が一番低い銀行」を探しがちですが、金利の低さだけで選ぶと後悔しやすいのが住宅ローンです。この記事では、金融機関の種類ごとの特徴、比較すべき5つの視点、相談先の選び方を、初心者向けにやさしく整理します。なお当サイトは特定の銀行をすすめる立場ではなく、あくまで選び方の参考情報をお届けします。

ネット銀行
  • 金利が低めの傾向
  • 手続きはオンライン中心
  • 対面相談は少なめ
メガ・地方銀行
  • 対面で相談しやすい
  • 地銀は地域の物件に強いことも
  • 金利はネットより高めの傾向
金融機関のタイプ別の傾向(目安)

住宅ローンを扱う金融機関の種類

まずは、どんな金融機関が住宅ローンを扱っているのかを整理しましょう。大きく分けて、次の4タイプがあります。それぞれ得意・不得意の傾向が違います。

種類金利の傾向事務手数料の傾向審査スピード相談のしやすさ物件条件への対応
ネット銀行低めの傾向借入額に応じた定率型が多い傾向ネット完結で早いこともあるが書類のやりとり次第基本はオンライン・電話築古など条件が厳しめのこともある
メガバンク標準的な傾向銀行ごとに幅がある標準的全国に店舗があり対面で相談しやすい幅広く対応しやすい傾向
地方銀行地域や取引状況で幅がある銀行ごとに幅がある標準的地域の店舗で対面相談しやすい地元の物件に強いことがある
フラット35(住宅金融支援機構と提携した長期固定ローン)全期間固定で変わらない取扱金融機関で異なる物件の技術基準の確認が必要取扱金融機関や窓口による一定の技術基準を満たす物件が対象

あくまで一般的な傾向で、実際の条件は金融機関ごとに大きく異なります。例えばネット系ではソニー銀行やSBI新生銀行など、メガバンクではみずほ銀行など、地方銀行では横浜銀行などがありますが、これらは「こういう選択肢がある」という一例にすぎません。金利や手数料、審査の基準は各行で異なり、時期によっても変わります。実際に検討するときは、必ず各金融機関の最新の公式情報を確認してください。

ポイント

「どの種類が一番いい」という正解はありません。金利の低さ、相談のしやすさ、物件条件への対応など、何を重視するかで向く金融機関は変わります。まずは種類ごとの傾向をつかみましょう。

選ぶときに比較すべき5つの視点

金融機関を比べるときは、次の5つの視点で見ると、自分に合うところが見えてきます。

1. 金利(表面の数字だけでなく総返済額で見る)

金利は誰もが気にする数字ですが、表面の金利(パンフレットに大きく載っている数字)だけで判断するのは危険です。大切なのは、借入期間を通して最終的にいくら払うか、という総返済額です。金利のタイプ(変動・固定)によっても総額は変わります。金利の基本的な仕組みは住宅ローンの基礎知識の記事で確認してください。

2. 事務手数料・保証料

ローンを借りるときには、金利とは別に費用がかかります。事務手数料(ローンを組む際に金融機関へ払う手数料)や保証料(保証会社に払うお金)です。手数料の決め方は金融機関によって違い、借入額に応じた定率型もあれば、定額型もあります。金利が低くても手数料が高いと、総額では割高になることもあります。

3. 団信の保障内容

団信(団体信用生命保険。契約者が死亡などで返せなくなったときにローンがゼロになる保険)は、金融機関によって保障の手厚さが違います。がんや病気への保障が付くタイプもあり、その分だけ金利が上乗せされることもあります。保障内容と負担のバランスは要チェックです。詳しくは団信(団体信用生命保険)の解説記事をご覧ください。

4. 審査の通りやすさ・スピード

審査の基準やスピードは金融機関ごとに異なります。同じ条件でも、A銀行では減額され、B銀行では満額通ることもあります。急ぎで物件を押さえたい場合は、審査スピードも判断材料になります。

5. 中古・築古など物件条件への対応

意外と見落としがちなのが、物件条件への対応です。中古マンション、特に築年数が古い物件や特殊な権利の物件は、金融機関によって扱いが分かれます。あなた自身に問題がなくても、物件が理由で希望どおりに借りられないことがあるため、物件と金融機関の相性も確認しましょう。

注意

表面の金利が一番低いという理由だけで1行に決めてしまうと、手数料や団信、物件条件で思わぬ差が出ることがあります。5つの視点をまとめて比べるのがコツです。

金利だけで選ばない方が良い理由

もう一歩踏み込んで、「なぜ金利だけで選ばない方がいいのか」を整理します。理由は、最終的な総額は金利以外の要素でも大きく変わるからです。

つまり、「金利」「手数料」「団信」「繰上返済のしやすさ」を合わせて見て、はじめて自分にとっての総合的な有利さが分かります。数字は目安であり、実際の条件は必ず各金融機関の最新情報で確認してください。

相談先の選び方

「どこに相談すればいいか分からない」という声もよく聞きます。主な相談先とその特徴を整理します。

相談先メリット注意点
不動産会社の提携ローン物件探しと同時に話が進み、手続きがスムーズ提携先が中心のため、比較の幅が狭くなりがち
銀行の窓口・住宅ローンセンター対面でじっくり相談でき、疑問をその場で解消しやすいその銀行の商品が中心。営業時間や予約が必要なことも
ネット銀行(オンライン完結)自分のペースで比較・申込ができ、手数料や金利が抑えめの傾向対面相談がなく、疑問は自分で調べる場面が多い

不動産会社の提携ローンは手続きが楽な反面、そこが最適とは限りません。すすめられた1行だけで決めず、他の選択肢とも比べてみるのが安心です。対面で相談したい人は銀行窓口、自分で比較しながら進めたい人はネット銀行、と自分のスタイルに合わせて選びましょう。

ポイント

相談先は1か所に絞る必要はありません。提携ローンの見積もりをもらいつつ、気になる銀行にも自分で当たってみる、という進め方が比較しやすくおすすめです。

基本は「複数行に事前審査を出して比較」

ここまでの内容をふまえた結論はシンプルです。気になる金融機関を2〜3行選び、事前審査(仮審査。いくら借りられそうかの仮チェック)を並行して出して比較するのが基本です。

審査の基準は金融機関ごとに違うため、実際に出してみないと、いくらでどんな条件で借りられるかは分かりません。複数行から結果をもらえば、金利・手数料・借入可能額を横並びで比べられ、納得して選べます。事前審査の期間や見られる項目は住宅ローン審査の記事で、金利や返済期間などの基礎は住宅ローンの基礎知識の記事でそれぞれ確認できます。

「どこがいいか」を頭で悩み続けるより、候補をいくつか選んで事前審査で実際に比べる。これが遠回りに見えて、いちばん確実な選び方です。

検討中の物件、頭の中だけで比べていませんか?

価格・月々の支払い・駅徒歩・広さを並べて比較できる無料ツールで、候補を整理しながら検討できます。

物件比較ツールを使ってみる →

よくある質問

Q. ネット銀行と銀行窓口、どちらがいいですか?

A. どちらが正解ということはなく、重視する点で変わります。金利や手数料の抑えめな傾向や自分のペースで進めやすさを重視するならネット銀行、対面でじっくり相談したいなら銀行窓口が向きます。両方の事前審査を出して比べるのもおすすめです。条件は各行で異なるため最新の公式情報を確認しましょう。

Q. 中古マンションでも審査は通りますか?

A. 中古マンションでも住宅ローンは利用できます。ただし築年数が古い物件や特殊な権利の物件は、金融機関によって扱いが分かれることがあります。物件条件への対応は金融機関ごとに違うため、複数行に事前審査を出して比べると安心です。

Q. 住宅ローンの相談は無料ですか?

A. 不動産会社の提携ローンの案内や、銀行の窓口・住宅ローンセンターでの相談は、基本的に無料で受けられることが多いです。ただし取扱いは相談先によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。